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チーム作り

 平成もまもなく終りとなります。元号が変わってもチームの活動に特別な影響があるわけではありませんが、年度が変わるということのほうが、チームにとっては大きな影響を受けることになります。

各学年それぞれに、力のある数多くの選手を抱えるようなチームでは、あまり影響はないでしょうが、技術も人数も揃わないようなチームにとっては、新たなチーム作りには、四苦八苦しなければなりません。

我がチームにとっても、来年度はそうした影響をもろに受けそうです。6年生は皆無という状況ですから、当然、キャプテンは、新5年生ということになります。

小学生段階では、学年による身体や技術の差は歴然ですから、力のある6年生の役割を5年生が果たすということは、なかなか大変なことです。

ただ、ジュニアの試合の場合、個人戦は学年ごとの戦いですから、そういう点ではありがたいことなのですが、チームにとっては、6年生の存在は、重要なことに変わりはありません。

 チーム事情から言えば、現時点では、全体的な戦力も決して高くはありませんが、これを機に新たな対応をしていく契機になる事も確かです。

振り返って見ると、毎年この時期には、今年同様に同じような悩みを抱えながら、新たな出発をしたように思います。

とにかく、現在活動中の子どもたちの個々の能力を少しでも高めなければならないことは確かなのですが、全ての子どもが同じスタートラインに立っている訳ではありませんから、それもまた頭が痛いところです。

 最近のジュニアの状況は、低学年化の傾向が高まっています。以前は、4年生ぐらいでスタートするのが当然でしたが、今では幼稚園児からのスタートも決して珍しいことではなくなりました。

世界で活躍する選手たちの多くは、4、5歳からそのスタートを切っています。

それは、バドミントンばかりではなく、卓球などでも同様です。

それはそれで、ありがたいことなのですが、幅広い年齢層の子どもたちを受け入れる側にとっては、より負担が増すことも確かなのです。

高学年の指導と、低学年の指導とでは内容も異なってきますから、それに対応する方法も考えなくてはなりません。

幼稚園生から6年生まで全てを一律に指導するというわけにはいきませんから、指導する側の人員も必要になってきます。

 さて、新たなスタートも真近に迫りましたが、その評価は、一年後の結果の善し悪しで判断するしかありません。

もちろん、その結果が悪くても、その責任のすべてを子供たちに負わせるわけにはいきませんから、指導する側としては、心を引き締めてスタートすることにします。