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未来?

 昨日の早朝、スマホのけたたましい警報音は眠気覚ましにはぴったりでした。

すぐにテレビのスイッチを入れると、茨城県もその対象に入っていたのにもびっくりしましたが、警報どおりに行動することはできませんでした。安全な建物や地下室などは、田舎町にあるはずもなく、ただ様子見で終わってしまいましたが、そういう人が大部分だったのではないでしょうか。

 太平洋戦争を経験した人も少ない時代になりました。自分は空襲警報などについては、幼い時に父母などから聞いた経験はありますが、実体験はないわけで、昨日の出来事に対してもどう行動して良いのかわからかったのは当然だと思います。

 自分たちが生きてきた時代、中東地域などの地域的な紛争は未だに続いていますが、世界的には平和な時代だったと言えます。そうした中で、とりわけ日本は、最高に恵まれた状況にあったと思います。

そんな日本に暮らす自分たちは、平和な環境が当たり前と考えるようになってしまったのは当然なのかもしれません。

そうした平和ボケした日本に迫る危機にどう対応したら良いのでしょうか。決定的な対応手段がないだけに、目には目をというような、力に頼る強硬な声も強まることも心配です。

力と力の対抗ということになれば、グローバル化した現代においては、昔のような一部の地域限定というわけには行かないでしょうし、それこそ世界全体を巻き込む戦争になるのは必然です。

 昨日のことによって、個人の微微たる存在を改めて思い知らされたのですが、このような時だからこそ、為政者の働きに期待をしたいものです。週刊誌を賑わす存在としてではなく、日本の未来のための働きをしてくれる為政者の出現を期待したいものです。