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時代

 スポーツの世界も最近は若い世代の活躍が目覚ましい。卓球界では、伊藤美誠選手、平野美宇選手の活躍、それも一般選手を退けての優勝、それまでの年齢記録を破ってのものである。

 最年少記録と言えば、一月にはスポーツクライミングのボルダリングで伊藤ふたば選手が14歳という若さでの優勝を果たした。それまでは、2005年に16歳の野口啓代選手が優勝したものが、その記録として維持されていた。

つい最近は、稀勢の里が横綱の地位を獲得して、龍ケ崎市が、その出身地として騒がれているが、野口選手も同じ龍ケ崎市の出身である。

フィギアスケートの羽生結弦選手も14歳で出場した大会での優勝記録は、今でも最年少記録として維持されている。

ゴルフ界では、これもまた茨城県ゆかりの畑岡奈紗選手が2016年10月の日本女子オープンゴルフ大会において、アマチュアでの優勝を果たして、プロデビューをした。

スポーツの世界ではないが、昨年はプロの囲碁の世界で、16歳6ヵ月の大西竜平君の優勝がある。

 ここに上げたのものは、私の知る知り得る数少ないものであるが、若年層が活躍する傾向は、多くのスポーツの世界においても同様でしょう。これはスポーツの低年齢化が早まった証拠とも言えます。その傾向は、ますます強まっていくように思われます。

 その例に漏れず、我がクラブも2年ほど前から低年齢化の道はたどっていますが、結果的には、いっこうに良い傾向をたどっているようには思われません。

ダブルスを組もうにも同じ学年層が薄かったり、男子が増えたプラス面ばかりではなく、その半面、女子の層の薄くなったなど、低年齢化したことによるマイナスの面の対策を練らなければならない問題を抱えています。こうした模索は続くことでしょう。

 理想と現実というギャップ、いずれの世界でも抱える問題は同様なようです。