暑さに辟易していた毎日が嘘のように、木枯らしも間近な季節になってしまいました。シャトルの温度表示番号は４から５番の移行期でしょうか。しかし、バドミントンを楽しむには絶好の季節と言えます。
過ごしやすい季節とは裏腹に、世間では、事故、事件の記事が日々の新聞を賑わしています。大盗賊石川五右衛門は、処刑される際に、「石川や浜の真砂は尽くるとも世の中に盗人の種は尽くまじ」（この世から絶対に盗人は無くならない）と辞世の句を残したそうですが、同じ類いの事件が続くのをみると、万物の霊長と言われる人間の愚かさをつくづくと考えさせられます。
騙す者も悪いが、騙される者も悪い、という言い方もしますが、よくもまあ、偽装事件や詐欺事件が続くものです。これもまた、世の中が豊かになった結果の象徴なのでしょうか。高価なものに惹かれ、中身よりも表面だけに価値を見てしまうような人間が多くなったということなのでしょうか。
高級ワインと普通のワインを見分ける番組がありましたが、ワイン通と言われる人が、見事に騙されてしまうのを見るのは痛快でしたが、それと同様に本物の高級牛肉と脂肪注入の牛肉を食べ比べても、本当に見分けができる人は、あまり多くはないのかも知れません。しかし、そうした人の弱みに付け入り、多額の利鞘を稼ぐような商法については、厳しく糾弾されるべきでしょう。
季節柄、ローカル大会も数多く開かれていますが、新興チームにとっては、その情報を入手するのが大変です。そのための専門サイトもありませんから、クチコミ情報頼りというのが現状です。苦労を惜しまず、サイトを立ち上げてくれるような奇特な人がいれば有り難いです。
本来は協会や連盟などが中心となって集約することが望ましいと思うのですが、団体同士のコミュニケーションも確立していないような状態のようですから、まだまだ、無理なことなのかも知れません。協会や連盟がそれぞれの大会を掌握することの必要性は十分にあると思われますし、団体として、後援の義務もあると思うのですが、いかがなものでしょうか。
大会内容については、言葉は悪いですが、中身はピンからキリまでの種々雑多です。各チームのポリシーもそれぞれ違うわけですから、ニーズにあった大会を選択すればよいわけで、そうした選択のための大会データベースがあってほしいと願うわけです。